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国内旅行ツアーで温泉地
最近はレジャー関連の会社、特に観光地、温泉地の不振が目に付きます。不振を極めているのは、昔からある温泉地で、団体ツアーなどで収益性を当てにしていたところです。
老舗の温泉旅館も例外ではありません。最近は海外旅行のツアーが航空運賃の自由化を皮切りに安くなり、国内旅行のツアーとの価格差が縮まるどころか、逆に割安になったことで、国内旅行のツアーは、人気が全体の印象として落ちてきているようです。
国内旅行ツアーといえば、一般的に温泉ツアーが一番先に思いつく方も多いと思いますが、特徴のある人気の温泉地は、今でも集客力があり人が集まっています。
人気のある温泉地は、各々の土地柄の個性を大事に守り、温泉本来の効能・効用などを、セールスポイントとしてしっかりとアピールしている点が共通しています。
バブル景気の時に、安易な宴会接待として集客をしていた温泉地は、旅行通からは敬遠されようになりました。せっかくの遠出ですから、何かしら思い出に残るような旅行にしたいかと思います。
その背景には、国内旅行者の価値観や構造の変化が現れていると考えられるでしょう。国内旅行者のほとんどがリピーターであること、社員旅行などの団体客から仲間内の小グループが主体のツアーが多くなったことなどです。
交通の便のよい首都圏近郊の温泉地では、主役である温泉の効能より、宴会などの接待サービスがセールスポイントであることが多かったのです。
宿泊施設の大型化に比例して、大量の温泉を消費するため、源泉の枯渇問題や、温泉の循環利用などの弊害が生まれて、観光客の足が遠のく結果になってしまいました。
大型観光地化とした温泉地は、ある意味構造問題が浮き彫りとなり、その地方の経済沈下を来たすまでに至っているのです。国内旅行のツアーは、海外旅行のツアーに比べてみると、旅行自体の内容や質が求められる時代になってきていると言えます。
国内旅行で温泉地の明暗がハッキリしてきている事態は、観光事業を見直すことでも、よい機会と言えましょう。
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